透明未亡人
何やら題名聞いただけでも怪しいけど、あんたこの話信じるかな?
これは私の作り話でないよ。本当の話だから面白い。時間の無駄にはさせないから読んでみて。
大体暗くなってくるとそれは姿を現すんだ。暗くなるというのは僕が自分の寝床に横になって一休みしようとする時だ。僕はその後に起き上ってクラシック音楽を聴きながら外に行って運動するんだ。
それで僕が横になってスマホをいじりながら窓の外に景色を20倍にして写すんだ。
その画像に未亡人が写ってると言う話だ。未亡人というのは確かなことで、何故なら未亡人の家に向けてシャッターを切っているんだから。画像を拡大するとそこには確かに人の姿がある。つまりその家の主であり夫を数年前に亡くした婦人の姿がある。
それを透明未亡人となずけたのは僕だが題名はスマホ未亡人のほうがよかったか?
真っ暗闇に向かってシャッターを切らなければ映らないし画像は白黒で人の形が光の粒のように見えるだけなのだ。それは幻覚や偶然ではないよ。確かにそこの家の人に間違いないのだから。スマホカメラだって結構性能はいいんだ。
それから言いたいことはまだある。彼女は椅子に座ってこちらを見ているんだけど、それはその深夜を過ぎて僕が1時か1時半ごろ眠った後も朝方まで明るくなるまでこちらを見ているんだ。だからこそここで僕が話をしようと思ったんだよ。
僕の家はその未亡人の家からそう遠くはないから窓が近いんだ。
詳しく説明するとエロ話に成ってしまうから今日はこの辺でおしまいにするけど、その続きが聞きたいならするよ。これがただの何時もの作り話でないところが自分としては面白いのだ。聴いてる人には良く小説にある話の様でつまらんかもしれない。
アンタがこの話を信じてくれたらもっとするけど今はやめておく。この件で僕は昼間結構眠い。それであまり自分の仕事ははかどらない。
僕は深夜確認のために寝床から窓に向かってシャッターを時々切るよ。そこには必ず未亡人の姿がある。真っ暗闇に向けてスマホで写す僕の気持ちがあんたに分かるかな?常にみられているんで怖いようなエロイ様な・・・近頃は少し慣れて来たけどね。妻には絶対に知られたくない秘密だ。もう一回言うけど本当の話なんだ。
その後僕は精神病院に入院させられた。強制的にだ。何も悪いことはしていない。考えたこともないのに!
2022・7・27・・・2023・7・3(加筆)
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